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「たま」は終戦直後の1947年、日産の前身が発売。テクニカルセンターで車両試作や実験を担当する技術者らが中心の「名車再生サークル」が今年3月から手掛けていた。
徹底的にかつての構造、素材、性能にこだわり、足りない部品は削り出したり、特注部品を取り寄せたりした。使われていた特殊なモーターは、製造元の日立製作所の担当者が分解、洗浄し、磨き上げて組み上げたという。
リーフの開発を束ねる門田英稔開発主幹は「日産のものづくりの原点がたまに秘められている気がする。リーフは最終段階を迎えている。情熱をもらった。今日は本当にいい日だ」と目を細めた。
会場には、当時「たま」の設計を手掛けた日産元専務の田中次郎さん(93)も駆けつけ、”新旧EVの競演”に見入った。
田中氏は「本当にうれしい。当時からEVの課題は短い航続距離と高額なバッテリー。今も変わらないが、知恵を絞って取り組んでもらいたい」と現役の技術者にエールを送った。
「たま」は今後、神奈川を皮切りに7月末からリーフのPRキャンペーンで全国ツアーに出発するという。 <カナロコ>
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100626-00000038-kana-l14
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