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トヨタ自動車が、既存車種に高性能部品を使うなどして走行性能を高めたスポーツタイプの特別仕様車を次々投入している。エコカー人気で燃費の良くないスポーツ車市場は縮小気味だが、手ごろな価格で運転を楽しめる車をそろえ、車離れが進む若者などの需要掘り起こしを図る。
「販売台数にとらわれず、『トヨタは面白い』と思われるような乗って楽しい車を増やす」。内山田竹志副社長は3日、「面白みにかける」とも言われるトヨタのイメージを返上する決意を記者団に語った。
トヨタは6月、豊田章男社長の肝いりで、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」の足まわり性能などを高めたスポーツモデル「G SPORTS」(略称「ジーズ」)を発売。通常モデルとの価格差を30万~60万円程度に抑えたのが特徴で、来年以降、ハイブリッド車「プリウス」などでも同様のモデルを出す。ジーズ以上に性能を高めた限定販売のモデル「GRMN」も順次投入する方針だ。周囲の声に左右されず、独創的なスポーツ車を開発できるよう現場重視の特別体制を敷く。1月に発足させた「スポーツ車両統括部」に一定の予算を与え、予算内で自由に計画立案させる。
国内自動車メーカーはここ数年、エコカーなどの売れ筋モデルの開発に経営資源を集中したため、走りを楽しめる車が減り、若者の車離れを招いたとされる。安全基準の強化などで新型車1台当たりの開発費が高騰しており、スポーツ車を大量投入するのは難しいが、内山田副社長は既存車の改良などで「ファンの期待に応えたい」と意欲を見せた。 <毎日新聞>
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100904-00000001-maip-bus_all